スカートを接着し、ドレスを作る
前回で塗っていったスカートのパーツを接着して、ドレスを作る。
ウェディングドレスの用語では、引きずるような長い裾にことを「トレーン」というらしい。
個々のパーツでも布地の質感は感じられていたけど、全てを合わせた姿というのは艶やかで女性らしい美しさが全面に押し出されている。
イヴライネで最も大切なのは、ドレスと言っても過言ではないと思う。
白を基調に塗れば、まさしく花嫁と呼ぶに相応しい美しさを感じられるだろう。
胴体を包み込むように、腰のパーツを装着。構造的にリボンなのだろうか?
派手な色だけで攻めてしまうとくどくなるので、白を基調に塗っていく。
コラックス・ホワイト(ベース) → アポセカリーホワイト(コントラスト) → ホワイト・スカー(レイヤー)
という、順番で色を重ねていった。
巻かれたリボンや胴を装う布地に立体感を出したいので、陰影を入れたかった。
ナルン・オイルでは黒みが強すぎて薄汚れた姿になってしまうので、灰色に近いアポセカリーホワイトで緩めの陰影をつける。
そして、ホワイト・スカーをドライブラシで軽くつけて、強弱をつける。
白を塗るだけでも奥深さが感じられるので、かなり楽しい。
ヘッドパーツと腕をつけて仕上げる
頭の羽飾りは接着面が狭いので、少し曲がってしまった。許容範囲だったので、そのまま塗装する。
ドレスのスカート部分を赤くしたので、羽飾りは寒冷色を選んだ。
サウザンドサンズ・ブルー(ベース) → アレイトック・ブルー(レイヤー) → ローザン・ブルー(レイヤー)
の順番に塗り重ねる。レイヤーはドライブラシを使用して立体感を感じられるのを目標にした。
そして、フェイスパーツ。
サフに使ったスプレーは、グレイシーアなので明るいカラーが発色しやすい。
宇宙エルフであるアエルダリらしい白い肌色を目指してペイントしていく。
ラカルス・フレッシュ(ベース) → レイクランド・フレッシュシェイド(シェイド) → フレイド・ワン・フレッシュ(レイヤー)
この順番は、鉄板と言ってもいい。コーカソイド系の肌を塗る時は鉄板と言ってもいい。
レイクランド・フレッシュシェイドを強めに塗ると、日焼けした印象が強くなって、エルフというよりもダークエルフよりになってしまう。ディードリットよりもピロテースが好みなら問題ない。
ただ、イヴライネは、死者の神インニアードの司祭である。少し白さを強調した肌にしたかったので、シェイドは軽めにして、フレイド・ワン・フレッシュをドライブラシで厚めに塗った。レイヤーだけで終えてしまうと味気無いので唇や鼻梁、頬には、グィリマン・フレッシュ(コントラスト)を極細の面相筆で塗って、ほのかな血色を持たせる。ラカルス・フレッシュから始まるコンボに、グィリマン・フレッシュでアクセントを加えるやり方は、応用が効くのでカラーを揃えておくと重宝する。
目の周りの化粧にはパワーを込めようと、リヴァイアドン・ブルー(コントラスト)を使ったが、技量が追いついていなかった。マーベルのヴィラン風な縦線と単色の瞳でおさめるのがやっとだった。
ソードと扇子を塗っておしまい……というわけではなく、ドレスのリボンを白の単色で終わらせるのが味気なかったので、ホワイトスカーとローザン・ブルーを5:1ぐらいの割合で薄い水色を作り、白い部分を潰さないように薄く塗った。
スカートの赤との対比がよく、満足の行く出来栄えになった。
さすがに、アエルダリ内の特殊なカテゴリーとはいえ、一勢力を代表するキャラクターだけあって、かなり塗り応えがあった。ゲームで使えるのは一体だけなのだが、何度かチャレンジしたいキットだった。
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